第13回国際交流フォーラム:
     「国境を超えた学生交流の現場から」

 今年度は、学生の国際交流に深く関わっておられる水戸考道氏(早稲田大学留学センター教授)を基調講演者にお招きして、2009年11月28日(土)に実施されました。同氏のご専門は国際比較公共政策学、日本およびカナダ研究など、広範にわたります。また、イギリス、オーストラリア、香港など、海外の大学で長らく教育と研究に従事されてきました。今回は、そうした豊富な学識・経験を踏まえてのフォーラムでした。

 といっても、堅苦しいお話ではありません。大学生のさらなる"国際化"にどのように取り組んでいるか、その実態から目指すべき姿までわかりやすくお話いただきました。日本人学生の海外の大学への「送り出し」の話からはじまり、外国人留学生の「受け入れ」の実情、海外の大学との間での単位互換制の導入、日本人学生に対しても英語による講義の拡充、さらには欧米のみならず、アジア諸国との学生交換・学術交流まで、話題はまさに時代の最先端をいく内容でした。

 他方、ご自身の体験を含めて、異文化交流験談にも多く触れられました。少年期に「いじめ」にあい、そこから逆に発奮して狭い日本を相手にせず広く世界に目をむけようと思いたったこと、学生時代に1年間イギリス留学を通して英語力のみならず、自己表現能力も徹底して鍛えられたこと、国際交流にあたっては日本について正しい理解力を持つべきこと、人生の成功は「努力」が70%で残りの30%が「幸運」かもしれず、そのためにはチャンスを逃さないこと・・・など、など。すべてが示唆に富むものでした。まずは積極的に行動し、「自らドアをたたくこと」を学生に熱く語りかけました。

 フォーラムの後半は、各専攻から留学体験のある本学学生による報告を交えて、パネル・ディスカッション「国際交流から何を学んだか −カルチャーショックを越えて−」を実施しました。英語・英語圏文化専攻からはイギリスのチチェスター大学に留学されたM.T.さん、仏語・仏語圏文化専攻からはフランスのアンジェカトリック大学に留学されたA.K.さん、そしてコミュニケーション文化専攻からは「国際ボランティアinカナダ」に参加されたM.H.さん。それぞれユニークな体験を語りながら、世界に開かれたカリタスの姿を興味深く披露していただきました。 

写真説明:
上: シンポジウムの光景
下: 講演中の水戸考道教授

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