カリタス女子短期大学言語文化学科英語・英語圏文化専攻を平成15年に卒業された坂本文さんは、在学中にアメリカのU.C. Davis(カリフォルニア大学ディヴィス校)に留学され、その後本学の科目等履修生として英語教職課程を修得。現在はソニーファシリティマネジメント株式会社に就職され、ソニー本社(港区港南)及びソニー歴史資料館(北品川)のレセプション(受付・案内等)を担当されています。NHKの『英語でしゃべらナイト』(2008年12月1日放送)の「緊急拡大・金融危機脱出スペシャル 潜入!グローバル企業~ソニー会長ハワード・ストリンガー~」では、出演者である押切もえさん、八嶋智人さん、パトリック・ハーランさん、青井実アナウンサーの皆さんが、ハワード会長 兼 社長 CEOに面会するために受付にいらした時に、坂本さんが英語でご案内をしているところがオンエアされました。
1.坂本さんが本学の英語・英語圏文化専攻を受験しようと思ったきっかけを教えてください。
仲良しの幼なじみがアメリカ人だったこともあり、幼少の頃から英語に興味を持っていました。そのためカリタスを受験しようと考えた時、迷いなく、自然な流れで英語・英語圏文化専攻に決めました。
2.在学当時の坂本さんはどんな学生でしたか。また学生時代で一番思い出に残っていることは何でしょうか。
英語はもちろん好きでしたが、それ以上に大学が大好きで、成績は良い方ではありませんでしたが、毎日楽しく通っていました。英語・英語圏文化専攻のみんなで一緒に行った福島県にある中世英国を再現したブリティッシュ・ヒルズでの体験学習とイギリスの短期留学が1番思い出に残っています。
3.留学生活について、お聞かせください。
最初は、アメリカ英語に戸惑い、“Thank you” と ”I’m sorry” だけしか話せず、先生が何を言っているのかわからなくて授業中に泣いてしまったこともありました。毎日、図書館で勉強し、授業中は間違っていてもわからなくても発言し、夜は、寝る間も惜しんで山のようにあるアサインメント(課題)をこなしたことが英語上達につながったと思います。辛くても、ホストファミリーの支えや友人との助け合い、先生達の励ましがあったからこそ、とても充実した留学生活になりました。また、カリフォルニアという場所柄、エンターテインメントが豊富で、毎週末遊びに出かけたり、旅行に行ったりしました。
4.学生時代に英語習得で努力したことなどお聞かせいただけますか。また、高校時代とカリタスで、英語の勉強方法や英語についての意識は変わりましたでしょうか?
昔から暗記がとにかく苦手で、単語や熟語を覚えるのには苦労しました。カリタスでは、①見て②聞いて③話して覚える3ステップを踏んだり、英英辞書で単語を調べたりと、独自の勉強方法を見つけるまで、ありとあらゆる努力をしました。高校では机上の英会話でしたが、カリタスでネイティブの先生方の授業を受け、実践で使える生きた英語に触れ、視野が広がり、世界を意識するようになりました。
5.現在、レセプション(受付・案内等)というお仕事ということは、会社の顔としてお客様に応対されていらっしゃるわけですね。お客様への英語の応対などで、良かったこと、困ったことなどありましたから教えてください。
世界中からお客様はいらっしゃるので、発音も様々です。受付業務では、お客様にホスピタリティあふれる対応を心掛けていますが、アメリカ英語に馴染みがある私にとって、時に聞き取りにくい英語もあり、応対に時間がかかってしまいます。また、海外から来られるお客様からは、お仕事のことだけでなく、「秋葉原へ行きたいが、どうやって行ったらいいか?」、「この周辺で美味しい和食屋はあるか?」など業務外のご質問を頂いたりします。色々と調べ、ご説明差し上げるので、大変なのですが、「交番よりも貴方に聞いて正解だった」などとお客様に感謝されると、英語を勉強していて良かったと思います。
6.カリタスの英語の授業が役立っていると思われるのはどんなときでしょうか。
社会人になってから英語を勉強しようと思ってもなかなかできません。留学を終えて帰国してからは独学で勉強しました。日常のご挨拶を始めとするカリタスで学んだ基礎ができているからこそ、社会での応用ができるので、今でもカリタスで使ったテキストは、初心を忘れないためのアイテムでもあり、大事に持っています。また、ネイティブの先生方が多く、外国籍の方と話す環境や英語を怖がらないせいか、職場では外国人慣れをしていると言われます。緊張せずに、自信を持って外国籍のお客様を応対できるのは、カリタスでの環境が良かったからだと思います。
7.ソニーファシリティマネジメント株式会社では英語力アップを目指しているそうですが、英語力向上のポイントは何だと思いますか?
外国籍の彼氏を作ることが1番いいのですが(笑)普段の生活環境の中で、英語を使う機会を少しでも多く作ることです。私は、英語で映画を観たり、英語で日記を書いたり、積極的に英語で挨拶を交わしたりしています。当社では、レセプションメンバーに対して英会話の授業が毎週1回あり、レセプションメンバー全員が参加します。宿題もあるので大変ですが、ネイティブの先生とのロールプレイングもあるので、すぐに実践できる内容ばかりです。また、TOEIC受験も必須なので、空いた時間を利用して継続的に勉強しています。
8.最後に学生や受験生にメッセージをお願いします。
英語に限らず、言語というのは、道具(ツール)だと思います。その言語を使って、自分は何がやりたいのか、どんな用途に使うのか、このカリタスで夢を育てながら毎日を過ごして欲しいと思います。このインタビューを読むと、優秀な学生のように感じるかもしれませんが、私自身、最初から英語ができたわけではありません。カリタスで出会った先生方や友人に沢山の良い影響を受けてきました。カリタスで、沢山の影響を受け、色々なことを吸収し、チャレンジして下さい。
どうもありがとうございました。華やかなレセプションメンバーというお仕事を、スマートにこなしていらっしゃる坂本さん。しかし、仕事をしながらも、たゆみなく英語力アップの努力をされているとのことで、卒業時は500点弱だったTOEICのスコアも、現在は675点に伸びたそうです。お話から、カリタスでの生きた英語の習得が現在の基礎になっている様子が伺われました。これからも企業の“顔”として、ますますのご活躍、ご発展をお祈りしています。
