カリタス女子短期大学を卒業して、活き活きと活躍している卒業生の方にお話を伺うシリーズです。第1回は仏語・仏語圏文化専攻を2008年3月に卒業されたM.Y.さんにお話を伺いました。
M.Y.さんのプロフィール
2008年カリタス女子短期大学言語文化学科仏語・仏語圏文化専攻卒業。在学中は学友会副会長として活躍。また、長期派遣奨学生として、アンジェ・カトリック大学に1年間留学。卒業後はお茶の水女子大学文教育学部に編入学し、厳しい就職戦線の中、就職も決定し、現在は卒論の最終のまとめに取り掛かっているとのことでした。
カリタスの在学時代の1番の思い出を教えてください。
所属していたパティスリ・アミュザントというサークル活動です。このサークスではフランス産のチーズやパンの味を比較したり、フランス語のレシピを探してそば粉のガレットを作ったり、顧問の先生が紹介してくださった、フランスでもよく食べられているクスクスという料理を試食するなどしました。レシピを通してフランスの味と独特の計量の表現を学ぶことができ、カリタスにいながら生きたフランスの食生活を味わうことができた経験でした。
カリタス短大で1番好きな場所はどこですか?
図書館です。フランスやフランス語に関するあらゆる分野の本が揃っており、卒業後の今でも図書館を利用しに来ています。また本以外にも、フランスの新聞Le Mondeや雑誌、DVD・CDなどもあります。2年次にはLe Mondeの記事を用いて現代のフランスの社会問題について発表を行ったり、フランス文学が映画化されたDVDを見て、作品の違う解釈も学ぶことができました。
Yさんは、長期派遣奨学生に選ばれて留学されましたね。留学生活について教えてください。
留学しようと思ったのは、紙の上でのフランス語学習だけでなく、実際のフランス語を肌で感じ、よりフランス人らしいフランス語を習得したかったからです。帰国後は言語の上達だけでなく、観光では知ることのできなかったフランスが抱える問題にも目を向け、外から見た日本も感じることができました。
編入学はどのように準備されましたか?
志望動機書については、留学中に学びえた事をまとめ、先生に何度も添削していただきました。筆記試験に関しては過去問で傾向を見て、北垣先生からいただいたフランス語特別講座のプリントをなるべく多くこなし、提出しました。口答試験に関しては、ボグナール先生と直前まで細かな表現を確認しました。また精神的にも先生方に支えていただき、乗り切ることができたと思っています。
Yさんのカリタスでの生活は、勉強以外にも、クラブや先生とのふれあい、留学や編入学準備と、カリタスを十分楽しみながら、いろいろな機会を上手に活用されていて、とても濃い学生生活でしたね。私達もカリタスは、Yさんのように「濃い」学びとふれあいができる場所だと自負していますので、このようにお話していただくのは本当に嬉しく思います。 さて、Yさんの現在についてもお伺いしましょう。お茶の水女子大での勉強はどのようなものですか。
様々なフランス文学者の美術批評を原文で読み、比較する授業や、仏仏辞書を用いた仏語学の授業などを受講しています。また副専攻として、外国人に日本語を教えるための日本語教育コースも選択しています。授業の半分は留学生という恵まれた環境の中で、彼女達から日本や日本語の魅力を教わることも多いですね。未知なる彼女達の母国に想いを馳せながら、私達日本人は留学生のためになにができるのかを考えるきっかけにもなっています。
今年は厳しい就職戦線と聞いていますが、就職活動にはどのように取り組んだのでしょうか。
カリタスで学んだ探究心や挑戦する精神と、留学で培った積極性や相手の違いを受入れられるという長所を前面に出して就職活動を行いました。またこれまでの陥った困難を振り返り、どのように対処し、そこで何を得たかなども具体的に述べるよう心がけました。また稲葉先生にもエントリーシートを添削していただき、アドバイスをいただきました。
Yさんは、オープンキャンパスで、卒業生として受験生を案内するお手伝いにいらして下さっていますね。カリタスを志望する受験生の皆さんへアドバイスをお願いします。
高校3年生の時の私は、1年間フランス留学し、世界中に友人がいて、お茶の水女子大学に所属する今の私を全く想像していませんでした。成長するチャンスを与えてくれたのはカリタスです。ファッション・食・音楽・美術・文学など少しでもフランスに興味があれば、ぜひカリタスで挑戦してみてください。2年後、みなさんが想像しているより何倍も成長した自分に出会えるかもしれません。
Yさんは、前日にフランスから帰国したばかりとのことでしたが、疲れも見せず、在学中と変わらない笑顔で、明るくてきぱきとお話してくださいました。4月からの新社会人としてのますますのご活躍を、心よりお祈りしております。
