「シモーヌ・ヴェイユ生誕100年記念の会」

「シモーヌ・ヴェイユ生誕100年記念の会」が12月5日(土)14時から本学大教室にて行われます。

 シモーヌ・ヴェイユはフランスの哲学者で1909年にパリで生まれ、43年にロンドン郊外で亡くなりました。34歳の生涯で、ヴェイユは、政治、社会、歴史、宗教、哲学などの広範な状況を見極めたと言えます。20世紀前半という時間の枠内で、現場主義を貫きつつ、両大戦間を生き抜いたその思想は、同時代はもとより21世紀の人びとまで、多くの思想家や文学者に影響を与えております。日本では加藤周一から吉本隆明、そして大江健三郎まで、様々な人物にその思想と生涯の生き方を示しました。
 今年は生誕100年にあたり、本国フランスでは、テレビで特別番組が放映され、また多くの学会や講演会などが開催されています。11月には、フランスのアンジェで、シモーヌ・ヴェイユ国際学会の定例の会合が開かれ、フランス、イタリア、スイス、ドイツ、アメリカ、ブラジル、日本などから多くのヴェイユ研究者が集い、本学の稲葉延子教授も参加されました。

 本学の「シモーヌ・ヴェイユ生誕100年記念の会」では、第一部として稲葉延子教授による講演「シモーヌ・ヴェイユ生誕100年を祝う」を行い、第二部として、シモーヌ・ヴェイユ原作、稲葉延子翻案、金田潮兒作曲による歌曲「救われたヴェネツィア」のコンサートを行います。演奏には本学兼任講師(東京学芸大学教授)の鎌田直純先生もご参加くださいます。
 終了後は作曲者の金田潮兒先生や演奏者の鎌田直純先生もご一緒にカフェテリアでの茶話会を予定しています。

 本学の仏語・仏語圏文化コース主任 稲葉延子教授は日本のヴェイユ研究の第一人者として、研究以外にも、講演を含めシモーヌ・ヴェイユ思想の紹介に力をいれていらっしゃいました。1994年には、シモーヌ・ヴェイユの生涯の芝居を好演していたフランスの劇団を日本に呼び、来日公演を実現させました。
『シモーヌ ヴェーユ 劇的生涯』編訳(春秋社 1991年)
『アンドレ ヴェイユ 自伝』訳(シュプリンガーフェアラーク東京 1994年)
などの著書を上梓し、また、第11回新作歌曲の会(2009年7月20日 東京文化会館)では、シモーヌ・ヴェイユ作『救われたヴェネツィア』が、金田潮兒作の歌曲として、国内で初めて演奏された際、作品の翻案を担当されました。稲葉教授にとって生涯の研究テーマである「シモーヌ・ヴェイユ」。当日はその劇的な生涯と難解な思想を、研究者ではない一般の方がお聴きになられても心に残るものがあるように、講演していただく予定です。
 ヴェイユの兄で高名な数学者であるアンドレ・ヴェイユ氏や、姪にあたる作家のシルヴィ・ヴェイユ、また戯曲『シモーヌ・ヴェイユ1909~1943』の作・演出のクロード・ダルヴィ氏とも大変親交の深い稲葉教授は、きっと素敵なエピソードを語ってくれることでしょう。
初冬の一日、真理を求めた人といわれたヴェイユの生涯に思いを馳せてはいかがでしょうか。
どうぞ皆様お気軽にご参加ください。

ちらしのダウンロード:PDFファイル

申し込み方法
カリタス女子短期大学「シモーヌ・ヴェイユ生誕100年記念の会」にご連絡いただき
参加費2,000円を11月30日(月)までに本学指定口座へお振込みください。
(事前お振込みのない方は、当日ご入場いただけませんのでご注意ください。)

申込先:カリタス女子短期大学「生誕100年記念の会」
TEL 045-901-5133
FAX 045-901-5066
E-MAIL inaba@caritas.ac.jp

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